井宮神社に集合し、まずは座学からスタート。
去年に引き続き、講師は歴史愛好家の村田さんにお願いしました。
散策の前に、安倍川と駿府御囲堤(薩摩土手)と静岡の街の成り立ちを歴史的、地理的観点で説明してもらいました。
もともと駿府御囲堤がつくられるきっかけは、新田開発のようです。そして水田に水を引き込む水門も大切な役割をはたしていました。
後に治水としての機能と、用水として街を潤すために、土手や水門がバージョンアップされて、私たちが今見る(見えなくなっているところもある)姿になったそうです。
ただ全部の土手が残っているわけではなく、街や交通の発展のため姿を消した土手もありますが、案内をしてもらいながら実際に歩いてみると、高低差や樹木のあった跡などで、もともと土手だったところを発見することができて、ワクワクしました。
ところどころで村田さんのディープな説明を受け、参加者さんも思い思いに質問や感想を交えながら、無事に安西橋たもとの延命地蔵尊までたどりつきました。
先日の大雨のこともあり、治水について今一度考えながら、私たちの住む地域の成り立ちを見直す良い機会になりました。